ジュエリーについて幅広いテーマでお届けするコラムがスタート!第1回目はなぜジュエリーが必要なのか。 毎日の気分を簡単にあげてくれるジュエリーはわたしたちの必需品!今回のコラムを読んで、普段のジュエリー選びをもっと楽しく。
私たちはなぜジュエリーに惹かれるのだろう。守ってくれそうだから? 愛や絆の証だから? ステータスの象徴として? ただただテンションを上げてくれるから? 何かを表現したいから? そのどれもが正解なのだと思う。 そもそもジュエリーは古代からお守りとして用いられていた。ある特定の石は運気を上げたり、邪気を払うものとされていたそうだし、お守りとしてのジュエリーは身につける人に安心感を与えてくれて、どこか自分が守られているような気にしてくれ、強く居させてくれたりする。実際に私も母から受け継いだジュエリーはそんな意味でつけたりするし、記念日や節目の年に自分で買ったものは気持ちを前向きにさせてくれたり、気合いを入れてくれるような存在。パートナーからのそれは、愛と絆の象徴で、二人の感情的な絆を表し、ふとした時に目に入る薬指のリングとか、今ならお揃いのピアスとか、イヤーカフなんていうのはまさに“時”をシェアしていることを物語っていたりする。 でももっと気軽に、ただただファッションを楽しむためだけにジュエリーを身につけるということが日常に少しの潤いと優しい刺激をくれるというのも忘れてはならない。そもそも“装い”を楽しむことで高揚感が高まり、ストレスが軽減され免疫力も高められるという論文が発表されていたりするくらい、“おしゃれ”は心と密接に関わっているものだ。ファッションは情報伝達の役割もあって、着る人や見る人の心を動かす力だってある。着ている服によっては攻撃性が高まったり、自分の行動や思考が影響されるということはよく知られている。つまりは、着る服はもちろん、身につける小物次第で自分のご機嫌が決まると言っても過言ではないということ。それを難しい計算なしに叶えてくれるのがジュエリーなのだ。
ひとえにジュエリーといってもさまざまなものがあるけれど、キラッと光を放つものを思い浮かべる人が多いのではないだろうか。なぜだろう。それは人は光るものに魅力を感じるということが大きいように思う。生物としての性。私たちが生きるために不可欠な水やみずみずしい果物などを見分けるために備わったチカラである。そんなわけで、自分が心地よく、穏やかでいられる光のチカラ、ジュエリーに頼ることで人生がより充実することは間違いない。不機嫌なことがあってもそんなひとさじの光のおかげで少しの幸せを得られることもある。 元気がない時。例えば、肌の調子がイマイチすぐれないとき。いつもの服を着ているのにどこか野暮ったさを感じる時。そこに光は足りているだろうか。何か物足りなさを感じた時はきらりとするジュエリーを補ってみて欲しい。ふと髪を耳にかける時のその指先、寝不足続きでくすんだ肌をぱっと明るく演出してくれるピアス。平坦なコーディネートにわかりやすく奥行きを出してくれるネックレス。どれも浮かずに華やぐ光があれば、手持ちの服がうまく走り出すはずだ。それがベーシックアイテムであればあるほどに、その効果はわかりやすく発揮される。
体からほんのり泳ぐサイズ感のシャツや袖を通すだけでスッと背筋が伸びる優等生顔のニット。足の形をまっすぐに見せてくれるシンプルなストレートパンツやちょっと気が抜けた雰囲気を出したい時に便利なデニム。どれも無駄な装飾がないから、トップスとボトムスを考えなしに組み合わせるだけでなんか綺麗な人に仕上がる……と見せかけて、実は年齢を重ねるごとにシンプルでベーシックなアイテムを組み合わせるコーディネートには工夫が必要だったりする。なぜなら大人になればなるほど体のラインが緩み、シルエットが丸くなりがちだから。そうなるとどうしても生活感が隠しきれなくなってくる。もちろんそんな感じも温かくて可愛らしいけれど、シャキッとしたい時は“オシャレをしています”というちょっとの意思表示が大切だ。カジュアルな服には凛としたオーラを纏えるパール、知的な装いには品の良さを後押しするイエローゴールド。そしてどこか優しい印象の服に今っぽい洗練を与えてくれるタフな雰囲気のシルバー。そう、いつもの服も冴えないあれこれも「なんか素敵」に昇華してくれるのはジュエリーだ。ひとさじのきらめきで私たちの毎日はぐんと変わるはずだ。
Writting 棚田 トモコ 骨格診断ファッション・ビューティアドバイザー/エディター・ライター(Three PEACE所属)
CLASSY.などファッション誌を中心にファッションエディター・ライターとして活躍する傍ら、〝骨格診断ファッション・ビューティアドバイザー〟としても活動。ファッションライター・美容ライターとして培った知識と骨格診断を融合し、いかにその人を輝かせるかを提案する。メディア出演、講演活動のほか、アパレルメーカーや化粧品メーカーなどで骨格診断の監修を努める。骨格診断アナリスト協会などでもコラムを執筆中。著書に『No Kokkaku , No Fashion ! 』(光文社)がある。 Instagram:@tomoko_tanada
私たちにジュエリーが
必要な理由
ジュエリーについて幅広いテーマでお届けするコラムがスタート!第1回目はなぜジュエリーが必要なのか。
毎日の気分を簡単にあげてくれるジュエリーはわたしたちの必需品!今回のコラムを読んで、普段のジュエリー選びをもっと楽しく。
私たちはなぜジュエリーに惹かれるのだろう。守ってくれそうだから? 愛や絆の証だから? ステータスの象徴として? ただただテンションを上げてくれるから? 何かを表現したいから? そのどれもが正解なのだと思う。
そもそもジュエリーは古代からお守りとして用いられていた。ある特定の石は運気を上げたり、邪気を払うものとされていたそうだし、お守りとしてのジュエリーは身につける人に安心感を与えてくれて、どこか自分が守られているような気にしてくれ、強く居させてくれたりする。実際に私も母から受け継いだジュエリーはそんな意味でつけたりするし、記念日や節目の年に自分で買ったものは気持ちを前向きにさせてくれたり、気合いを入れてくれるような存在。パートナーからのそれは、愛と絆の象徴で、二人の感情的な絆を表し、ふとした時に目に入る薬指のリングとか、今ならお揃いのピアスとか、イヤーカフなんていうのはまさに“時”をシェアしていることを物語っていたりする。
でももっと気軽に、ただただファッションを楽しむためだけにジュエリーを身につけるということが日常に少しの潤いと優しい刺激をくれるというのも忘れてはならない。そもそも“装い”を楽しむことで高揚感が高まり、ストレスが軽減され免疫力も高められるという論文が発表されていたりするくらい、“おしゃれ”は心と密接に関わっているものだ。ファッションは情報伝達の役割もあって、着る人や見る人の心を動かす力だってある。着ている服によっては攻撃性が高まったり、自分の行動や思考が影響されるということはよく知られている。つまりは、着る服はもちろん、身につける小物次第で自分のご機嫌が決まると言っても過言ではないということ。それを難しい計算なしに叶えてくれるのがジュエリーなのだ。
ひとえにジュエリーといってもさまざまなものがあるけれど、キラッと光を放つものを思い浮かべる人が多いのではないだろうか。なぜだろう。それは人は光るものに魅力を感じるということが大きいように思う。生物としての性。私たちが生きるために不可欠な水やみずみずしい果物などを見分けるために備わったチカラである。そんなわけで、自分が心地よく、穏やかでいられる光のチカラ、ジュエリーに頼ることで人生がより充実することは間違いない。不機嫌なことがあってもそんなひとさじの光のおかげで少しの幸せを得られることもある。
元気がない時。例えば、肌の調子がイマイチすぐれないとき。いつもの服を着ているのにどこか野暮ったさを感じる時。そこに光は足りているだろうか。何か物足りなさを感じた時はきらりとするジュエリーを補ってみて欲しい。ふと髪を耳にかける時のその指先、寝不足続きでくすんだ肌をぱっと明るく演出してくれるピアス。平坦なコーディネートにわかりやすく奥行きを出してくれるネックレス。どれも浮かずに華やぐ光があれば、手持ちの服がうまく走り出すはずだ。それがベーシックアイテムであればあるほどに、その効果はわかりやすく発揮される。
体からほんのり泳ぐサイズ感のシャツや袖を通すだけでスッと背筋が伸びる優等生顔のニット。足の形をまっすぐに見せてくれるシンプルなストレートパンツやちょっと気が抜けた雰囲気を出したい時に便利なデニム。どれも無駄な装飾がないから、トップスとボトムスを考えなしに組み合わせるだけでなんか綺麗な人に仕上がる……と見せかけて、実は年齢を重ねるごとにシンプルでベーシックなアイテムを組み合わせるコーディネートには工夫が必要だったりする。なぜなら大人になればなるほど体のラインが緩み、シルエットが丸くなりがちだから。そうなるとどうしても生活感が隠しきれなくなってくる。もちろんそんな感じも温かくて可愛らしいけれど、シャキッとしたい時は“オシャレをしています”というちょっとの意思表示が大切だ。カジュアルな服には凛としたオーラを纏えるパール、知的な装いには品の良さを後押しするイエローゴールド。そしてどこか優しい印象の服に今っぽい洗練を与えてくれるタフな雰囲気のシルバー。そう、いつもの服も冴えないあれこれも「なんか素敵」に昇華してくれるのはジュエリーだ。ひとさじのきらめきで私たちの毎日はぐんと変わるはずだ。
Writting 棚田 トモコ
骨格診断ファッション・ビューティアドバイザー/エディター・ライター(Three PEACE所属)
CLASSY.などファッション誌を中心にファッションエディター・ライターとして活躍する傍ら、〝骨格診断ファッション・ビューティアドバイザー〟としても活動。ファッションライター・美容ライターとして培った知識と骨格診断を融合し、いかにその人を輝かせるかを提案する。メディア出演、講演活動のほか、アパレルメーカーや化粧品メーカーなどで骨格診断の監修を努める。骨格診断アナリスト協会などでもコラムを執筆中。著書に『No Kokkaku , No Fashion ! 』(光文社)がある。 Instagram:@tomoko_tanada
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