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FOR YOUR LOVE ACTION PROJECT
Special Interview
―わたしたちの愛のカタチ―



インタービュー


STELLAR HOLLYWOODブランド創立10周年記念企画として、スタートしたFOR YOUR LOVE ACTION PROJECTでは、認定NPO法人カタリバをとおして、子どもたちの未来に寄付しました。プロジェクトの一貫としてスタートしたスペシャル対談の第6回目のゲストは幼少時代からモデルとして、今ではラジオパーソナリティや俳優としてマルチに活躍中の浦浜アリサさん。
STELLAR HOLLYWOODマーケティングディレクターのしげるさんと、誰もが抱える「コンプレックスとの向き合い方」について話し合っていただきました。毎日をポジティブに過ごすには?やコンプレックスの乗り越え方など見逃せません。



自分が欠点って思うことも​
客観的に見たら大きな魅力かも!?


しげる

しげる

今回の対談相手は、モデルを中心にさらにはラジオのパーソナリティや俳優と、広い範囲で活動されている浦浜アリサさん。アリサは出身地である関西で、モデルからお仕事をスタートされてますよね?そのキッカケは?


浦浜さん

浦浜さん

もう30年も前になるんですけど、最初はキッズモデルとして大阪でスカウトされました。関西のブランド「ファミリア」のイメージモデルが初めてのお仕事でした。それまで白人のキッズモデルだったらしいのですが、日本人とのミックスモデルとして、私が初ということで。


しげる

しげる

そんな幼少期の経験を経てから、神戸コレクションに初出演するんだっけ?


浦浜さん

浦浜さん

はい、子供服のモデルは小2、小3くらいまでで、そこからちょっと休業します。ただ仕事関係の方と連絡は毎年とっていて、「今、身長何センチになった?」と聞かれていました。中3の時「170cmになりました」とお伝えしたら、その方が制作に携わっていた神戸コレクションにランウェイモデルとして出演しました。


しげる

しげる

そうだったんだ~。ずっと待ってくれてたんだ!それがキッカケで全国区の雑誌、JJへ?


浦浜さん

浦浜さん

そう、まさに神戸コレクションの本番中にスカウトされました。


しげる

しげる

すごい!そこから本格的に活動するんだね。


浦浜さん

浦浜さん

うん、その時は本当に背伸びした表現をしてた気がします。周りのモデルさんは、もうちょっと年上だったので、追いつかなきゃって思ってましたね。


しげる

しげる

当時は高校生で『JJ』のモデルを務めるって確かに背伸びしなきゃバランス取れないかもね。


浦浜さん

浦浜さん

ただその時15、6歳で、周りのスタッフにとても恵まれたんだと思います。いい人たちに育てられたんだなって。当時のスタッフは、「そうじゃないよ、もっとこうしてほしい」とかはっきり言ってくれる人が多かった。育ててもらったという感じで。ただ今はフォロワー何万人いるっていう、いわゆる完成形の子を使う時代だと思うんです。はっきり言ってそれはちょっと悪しき風潮だなと。昔とは、まったく違う感じですよね。


インタービュー

しげる

しげる

間違いない!昔はSNSなんてなかったから、モデルとしての本質を大人がちゃんと教育したり育ててたと思う。アリサは、現在、若いモデルの子たちの育成にも関わっているんだっけ?


浦浜さん

浦浜さん

そうです。モデルスクールの講師をしています。ただモデルとして歩くことはきれいにできる子がほとんど。でも、ランウェイで着ているブランドの服やコンセプトに合っているウォーキングができるかどうか、それを教えています。そのウォーキングスピードは合っているのか、デザイナー的にその表情は正解なのかっていうね。


しげる

しげる

そのコーディネートに合わせた表現ができるかどうかよね。難しいけれど、それができたらすごくかっこよく決まるね。そして、さらに演技の世界にも入り最近ではドラマや映画も?


浦浜さん

浦浜さん

そう、本来やるつもりはなかったんですが、いま所属している事務所が俳優さんメインということもあって、「どこに行っても演じられるモデル」になれば最強だなと。さっきのランウェイでその時々の服に合わせた歩き方や表現ができるか、と同じことだと思っています。舞台を一度経験したら、ライブ感があってすごく楽しかったんです。結構ファッションショーと似ているところがあって。一度幕が開いたら止められないっていう。そんなこともあって、演技のお仕事も続けています。


しげる

しげる

その通りね。俳優さんもモデルさんも「何かを演じる」ってことは共通だよね。ところで、この対談シリーズは『わたしたちの愛のカタチ』が大きなテーマなのですが、特にここ最近では『自分自身をもっと愛してあげよう』って自分を愛することを多く語ってもらいました。アリサは確か前にSNSでコンプレックスについて語っていたよね?


浦浜さん

浦浜さん

うんうん、書きました。髪の毛を切ったことがキッカケになったんですけど。コロナ禍でずっとステイホームみたいな状態が続いていて、人と会うことがなくなったとき自分を見つめ直す時間があって。そんなとき素の自分に戻ったってことが、まずベースにあります。それがどうしてそうなったかというと、私って元々めちゃくちゃくせ毛で、必ず梅雨時期が始まる前にストレートパーマをかけてもらってたんです。もう2~3年通っていて私の髪のことを知り尽くしている美容師さんから「くせ毛、そのまま生かすのがいいんじゃない?ストレートパーマかけなくても」って言われて。身近な人の意見を大事にしたほうがいいのかもと。新鮮かなって。


しげる

しげる

身近な人の意見には愛がある事が多いから、素直に受け入れるのもあり!


浦浜さん

浦浜さん

あ、髪も傷んでいたし。昔はコンサバな雑誌の特性に寄せていかなきゃって思っていたけど、今はパーソナリティに注目がいくし、いいかなって思いました。強制されることもないなと。それで初めてストレートパーマをやめてみたんです。で、同時にせっかく切るならと、30cmちょっとカットしてヘアドネーションしました。ごみになって捨てちゃうなら、自分だけじゃなくて誰かのプラスになるアクションがしたいなと思って。


しげる

しげる

素晴らしい!



自分で自分をケアすることで​
毎日がより幸せムードに


浦浜さん

浦浜さん

そうしたらわりと、「新しいくせ毛のスタイルいいね」「すごく似合ってるし、スタイリングしやすい!」って、プロから好評だったの。それを聞いて、自分自身はイヤだけど、人から見ると羨ましいって思うのかって気づきました。一生ショートヘアってできないと思っていたのに、みんなからかなり好評で。


しげる

しげる

しげるももちろんあるけど、コンプレックスって誰でも心の中で持っているよね。ちょっとした小さなことでも。


浦浜さん

浦浜さん

ほんとに!「コンプレックスなんてないでしょ」ってよく言われるけど、「そんな人はいない」って声を大にして言いたい。もちろん表に出る仕事はしているけど、そんな人はいないよって。それを何らかの言葉に残したくて、あのとき投稿しました。みんなと同じ人間ですから、って。


しげる

しげる

どんな職業とか関係なしに、悩みがない人なんていないと思う。「ちょっと毛深いよね」とか「くせ毛がひどいね」とか、自分が抱えているコンプレックスを、人に何気なく言われると「えっ、やっぱり」って思っちゃう。たとえその人に悪気がないとしても。


インタービュー

浦浜さん

浦浜さん

そういうのって呪いの言葉だと思う。


しげる

しげる

受け取り手が抱えていることを人に指摘されると、なおさら傷つくからね。でも多分アリサは、その美容師さんのひと言から、髪の毛に対するコンプレックスから脱せたね。


浦浜さん

浦浜さん

そう、その後「みんな直毛すぎて、巻いてもなかなか出ないし、そういうパーマヘアを目指しているんだよ。正直、今のスタイルがいちばん似合うと思う」ってその美容師さんから言われて、はぁ~、私もないものを求めていたんだ。そういう風潮を変えたいって強く思いました。


しげる

しげる

日々過ごす中で、自分がコンプレックスと向き合って、ポジティブにいられるためにしていることってある?


浦浜さん

浦浜さん

自分が「これ楽しい」って気分になれることを、日々の生活の中で選ぶようにしています。心がわくわくする、ゴキゲンになる予定を。職業的に食事は気をつけたほうがいいんだと思うけど、友達といて楽しい、今日はハッピーだなって思ったら、ごはんもお酒もいっちゃう。お酒も好きだし。その日は揚げ物も気にせず!それで1人で食事する次の日に、野菜を多めにするとか、グルテンフリーにするとかで、帳尻合わせればいいやって。


しげる

しげる

うんうん、わかる!そういう帳尻合わせによって、自分を労わるとか愛してあげていることにつながるんだよね。


浦浜さん

浦浜さん

そう、自分で自分をケアするってことで、楽しくハッピーに過ごしてライフスタイルを積み上げていくことって、大事なんだなって思いますね。


しげる

しげる

自分を愛してあげられるようになって、周りにどう言われるようになったとか変化はあった?


浦浜さん

浦浜さん

元々ハッピーそうな人だけど、ほんとネアカなんだねって。あと、若くなったって。​昔は実年齢より上に見られていたけど、今は逆。数字とかそういう概念がなくなっているから。毎日楽しそうにエネルギッシュに過ごしていると、生き生きして若くなるんだろうな。


しげる

しげる

逆に人に対しては?昔はこういうことを気にしていたけど、気にならなくなったことってある?


浦浜さん

浦浜さん

それは、とあるエッセイから「そうだな~」って思ったことがあって。それは『共感と理解は違う』ことを学んだの。「あっ、この人私と同じだ~、バイブス合う!」っていう共感は、多分その後長い縁にもなるし楽しいと思う。それとは逆に、相手から違う意見が出ても否定しないようになりました。「あっ、この人は違う人」ってばっさり切るんじゃなく、「この人はこういうルールの下生きてるんだ」、「こういう考え方もあるんだね」ってなると、自分とは違うからって線引きをすることがなくなったかな。


しげる

しげる

そこでまた学ぶこともあるよね。


浦浜さん

浦浜さん

そうそうそう。自分ひとりが思ってたことと違う考え方もあって、そうじゃない違う選択肢もあるんだな、ってなるから。


しげる

しげる

もしかしたら、その後は自分もその意見に同意することになるかもだしね。


浦浜さん

浦浜さん

そう、そういう意味では柔軟さが大事。これまで黒と白しかなかった意見が、グレーでもいいじゃないって風に。ただグレーの中にもいろいろな種類の色があるって思うの。


しげる

しげる

うんうん。それそれ。


浦浜さん

浦浜さん

アン・ミカさんが「白は200色ある」って言ってたのと一緒で、それを言うとグレーの中でも500色はあると思うんだよね(笑)。


しげる

しげる

では最後に、コンプレックスを抱えている方々へメッセージをお願いします。


インタービュー

浦浜さん

浦浜さん

これを、本当に私が言っていいのかおこがましいんですけど。『不完全を楽しむ』ってことです。完全って多分ないし、パーフェクトってあんまりおもしろくないのかもって思うの。


しげる

しげる

あー、そうね。


浦浜さん

浦浜さん

恋愛の話しになると、完璧な相手っていないと思う。付き合ったらこんな面もあるんだってイヤなところもあるかもしれない。〇〇〇〇なことがあるにもかかわらず愛せる、それもひっくるめてこの人なんだっていうように、欠点を残念がるんじゃなく、おもしろがるほうがいいかなって。人に対してそれができるなら、自分に対してもできるんじゃないかって思って。自分の欠点をそれも個性、チャームポイントだねって思ったほうがいいなって。


しげる

しげる

っていうことは、欠点ってないのかもしれないよね。コンプレックスももちろん一緒で。


浦浜さん

浦浜さん

そうなんですよ。自分が欠点だと思っていても、もしかしたら人から見ればそれは欠点じゃなく、キュートに見えたりもするし。だからそれをプラスに捉えてほしいなと。


しげる

しげる

みんなにそのことを忘れないでもらいたらいいなってね。完璧なんて絶対ないし、それを求めたら、絶対ストレスになるはず。


浦浜さん

浦浜さん

自分がその部分を不満に思うなら、改善していけばいいのだし。


しげる

しげる

そうだと思う。とてもいいお話しが聞けました。ありがとう。


インタービュー





PROFILE 浦浜アリサ


PROFILE

アメリカ人の父と、日本人の母の間に生まれ、兵庫県で育つ。4歳からモデルとして活動をはじめ、15歳の時に「神戸コレクション2005 AUTUMN/WINTER」にてショーデビュー。以降、国内外の様々な雑誌やブランドのショーに出演。2007年、MTV JAPANのVJとして司会業スタートを機に、J-WAVEをはじめラジオでのDJ、イベントのMCも努めている。現在は俳優としても、舞台や映画、ドラマに出演。Netflixオリジナルシリーズ『今際の国のアリス:シーズン2』が全世界配信中。


Interviewer/Shigeru
(STELLAR HOLLYWOOD marketing director)

Photo/Robin Furuya
Writing/Yuki Sano


Accessory/STELLAR HOLLYWOOD



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